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2007年08月12日 第72号 相場コメント

日経平均株価日足均衡表グラフ(Infoseek Moneyより)

 前回8月第二週の変動でモミアイの継続か下げ相場かを確定的に見ることになる と述べました。8月9日一旦は下げてくる日足転換線を上抜いたものの、8月10日陰線 で大きく下落し、8月2日安値を僅かながら割込み安値を更新しております。

 先ず9日高値、10日安値の時間関係の確認からいたしましょう。コメントでは昨年 12月28日、今年1月24日の二点を相場水準と置き、それぞれ基本数値が重要と述べて おります。また6月20日高値を中心とする対等数値が大事でありますが、8月9日高値 17274円は昨年12月28日から基本数値151日目で同水準、6月20日からは36日目で5月 1日から6月20日までの上昇35日に見合うものでもあります。5月1日もまた同水準で ありまして、 昨年5月29日変化日と同様の重要性を持つものとなっています。

 従って 週明け反発できないようなら17274×2−18223=16325(7月20日起点のNT 計算値)までの下落は必至であります。 週足先行スパン下限位置が16172を考えればこの計算値での下げ止まりを楽観出来 ません。3月5日安値を割るようなら直ちに週足先行スパン下限までの下げを確定し て良いでしょう。8月10日は6月20日高値から37日目、6月20日から7月17日までの19 日間の高値モミが7月17日から放れ19日間の下落で8月10日と受け取れます。また7月 5日高値から基本数値26日であります。

 かろうじて下げ止まりの可能性は残していますが、週明けは下げ相場となる可能 性が高く、急騰はほとんどないものと考えます。上げるような場合でも1月24日から の基本数値は生きておりまして、142日目8月17日までに基準線を上抜ける変動でな ければモミアイの継続すら楽観出来ません。(8月11日記)

(株)経済変動総研 細田 哲生

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