日経平均株価日足均衡表グラフ(Infoseek Moneyより)
前回相場コメントでは9月19日陽線では戻り相場を確定出来ないこと、9月18日安値 位置は適切とは言えぬため変化日からの下落を勘案すべき変動で、急落はあっても 急騰は12500円どころを押し目と出来ねば考える必要はないということをごく簡単 に述べました。 9月22日基準線に見合う高値12263をつけたものの、続伸出来ず、9月26日まで下げ てくる転換線に沿う形で下落、安値11788は僅かながら転換線を割り込むものとなっ ています。 9月24日変化日は6月6日高値から76日目であり、高値となれば下落を示唆するもの となりやすいのでありますが、終値で見ればこの変化日は高値となっていることも 一応注目に値するものとしてご理解ください。
次の変化日は10月1日、7月24日高値から8月22日安値までの22日間に対し、8月29日 から22日目という時間関係になりますが、9月18日から9日目、9月5日安値から17日 目、の基本数値が確認しうるでしょう。 9月26日安値からの上昇で10月1日を迎えるようならば更に意識すべき変化日と なりまして、9月18日安値から三波動構成を成すと同時に、その場合の押し目9月26日 は3月安値から133日目で実に3月安値と同水準であります。 基準線、かつ10月1日からの下落では目先においても 「相場水準自体の下落」は確定 できるのでありまして、E計算値13255、V計算値12738、N計算値12750いずれ の場合もこれまでの下げ過程を考えれば戻りとしては弱いのでありますが、10月1日 までに計算値を達成できれば月足終値も先行スパンに留まるということになり、9月 安値を何とか妥当なものと見なせます。その場合は改めて上下何れかの離れを勘案 することになるでしょう。
週明け続落であれば目先の(三波動構成の)時間関係を見ても10月1日に下げ止ま れるとは考えにくく、当然9月18日安値を割り込むことも考える必要はあるで しょう。 いずれにせよ現時点では 10400円どころ(月足遅行スパンが先行スパン下限に 至る) までの下落は必至 と考えております。
(株)経済変動総研 細田 哲生
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